2025.03.07
令和7年2月23日 文学講演会 芥川龍之介『杜子春』における家族 ー「人間らしい、正直な暮し」をめぐってー を開催しました
去る2月23日(日)、午前10時から当センター大会議室にて芥川龍之介の文学講演会を開催しました。
講師に帝塚山学院大学リベラルアーツ学科の宮坂康一先生をお迎えして「杜子春」をテーマに講演をしていただきました。
参加者のみなさんはとても熱心に耳を傾けていらっしゃいました。
講座終了後のアンケートにも「とても良い内容で理解が深まった」という感想が多く、開催して本当に良かったと思いました。
子どもの頃読んだような気がするけど、どんな内容だったかな・・・
と思われる方も多いのではないでしょうか。
お金の有無で態度を変える人間に嫌気がさした杜子春は、二度も黄金のありかを教えてくれた仙人に「自分を仙人にしてほしい」と頼みます。
「私が戻るまで何があっても一言も声を出してはならない」と言って仙人はどこかへ行ってしまいます。
その後、杜子春が経験したこととは・・・
人間にとって一番大切なことに気づいた杜子春は「人間らしい、正直な暮しをする」と決意して物語は終わります。
皆さんも「杜子春」を読み返してみませんか。
【丁寧にわかりやすい講演をなさる宮坂講師】
【とても熱心な参加者のみなさんです】